TBC気象台日誌

2013年 今年の天候を表す漢字は?

日本漢字能力検定協会が発表している「今年の漢字」。今年2013年は、東京オリンピックの開催決定などを理由に「輪」という字が選ばれました。「今年の漢字」は1995年に始まって以降、2004年の「災」(台風、地震、豪雨、猛暑などの相次ぐ天災)、2010年の「暑」(夏の全国の平均気温が観測史上最高を記録して、熱中症にかかる人が続出)のように、天気にまつわる漢字が選ばれた年もありました。

TBC気象台の各予報士が選んだ今年の天候を象徴する漢字は、尾崎予報士が「初」、佐藤予報士が「驚」、星野予報士が「遅」と三者分かれました。今年2013年の天候を振り返ってみると、宮城ではサクラが満開を迎えた4月21日に雪が積もったり、10月になって真夏日を観測したりといった出来事が。全国的には、青森県酸ヶ湯で国内のアメダスでは観測史上最大となる566センチの積雪を観測(2月26日)、8月12日には高知県江川崎で国内観測史上最高の41.0度を記録しました。また、伊豆大島や秋田・岩手、京都などで記録的な大雨が降り、被害が相次いだ一年でもありました。特別警報の運用が開始(8月30日)されたことも大きな動きの一つです。

みなさんだったら、今年はどんな漢字を選びますか?

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